〒669ー3822
兵庫県丹波市青垣町
大名草(おなざ)898

Tel 0795-87-5556
Fax 0795-87-5747

 

養殖場の紹介

      あまご養殖を始めたのは
        私は若い頃より渓流釣りが好きで、我が川(加古川源流の
        一の瀬川)はもとより、仕事が石積職人だったため方々の
        現場を渡り歩き、休みの日には山の中へ釣りに行く事を楽
        しみにしていました。しかし年毎に渓流魚(あまご)が減って
        きており悲しい思いをしていました。
        同じ思いの三渓園(元散髪屋)さんに出会うとその話ばか
        り。その思いがあまご養殖につながっていきました。
        手探りで始めた時期は東京奥多摩水産試験場・岐阜水産
        試験場より2年ほど後のことでした。

      養殖場でのあまごの1年
        採卵(10月中頃〜11月中頃)
            
            成熟した2年魚のメスあまごに電気ショックを与え
            仮死状態にし、体表の水気を良くふき取り、腹を
            割いて卵を取り出します。

        採精
            
            オスあまごも水気を良くふき取り、胸鰭から肛門へ
            しごくようにして精子を絞り出します。
            水気を良くふき取るのは、卵や精子が水に触れると
            受精率が低下してしまうからです。

            
            精子が元気かどうか顕微鏡で確認しています。

        受精
            
            卵に精子をかけ静かに混ぜ合わせます。その後
            等調液(0.9%食塩水)で余分な精子や汚れを洗い
            流します。

        検卵
            
            受精後、積算温度(水温×所要日数)200℃くらい
            で卵の中に眼が確認できる状態の発眼卵になりま
            す。
            発眼卵になると少々触っても大丈夫なので、受精で
            きずに死んでしまった卵をより分ける検卵をおこない
            ます。
            孵化盆(木の枠に網を張った物)1枚に3千〜5千粒
            の卵が入っています。

        孵化(12月)
            
            検卵後30日足らずで孵化し、孵化直後は腹に養分
            の袋(卵黄嚢)を持っています。
            上の画像は孵化後しばらく経ったもので、卵黄嚢は
            ほとんど目立たなくなっています。

        餌付け(12月末〜1月初旬)
            
            卵黄嚢が無くなったら孵化場の稚魚池(約2u)に
            3〜4万尾放します。
            最初のうちはほとんど池の底でじっとしています。
            数日経ち浮上してきたら、粉末状の餌付け用の餌を
            2時間おきに、一池にティースプーン1杯与えます。
            こうやって餌の味を覚えさせ、魚が大きくなるにつれ
            餌の粒も大きくしていきます。

        育成


        選別
            
            同時期に孵化したあまごでも成長するにつれ、早く大
            きくなる魚と、なかなか大きく成らないのが出てきま
            す。そんな魚を同じ池で飼っていると、共食いを始め
            てしまうので選別器に通し大きい魚と小さい魚を
            より分けます。上の画像の選別器はステンレスパイプ
            の間隔が15mmで、50g以上の魚が残ります。

            
            出荷する時は人の手で一尾づつ大きさをそろえます。

        出荷(年中)
            
            7月末には塩焼きのできる大きさになります。
            トラックに水槽を積んで、酸素をブクブクさせながら
            生きたまま(活魚)で運びます。

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      養殖場
        
        ・孵化場(2u×水深0.4m、10面)
            
            孵化から餌付けまでをここで行います。

        ・奥の池(20u×水深0.8m、6面)
            
            平成18年3月に換水率(池の水が入れ替わる割合)
            を高めるため水深を浅くする工事をしました。
            池の中に黒っぽく見える影は孵化場から3月22日に
            運び入れたあまごの稚魚(平均魚体重0.5g)です。
            ひとつの池に約7万尾の稚魚が入っています。

        ・中の池(30〜80u×水深1.0m、8角形、7面)
            

        ・ます池(50〜80u×水深1.0m、8角形、3面)
            
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