創業者のおもい
山の中で仕事は無い。この辺りも年毎に人が減ってきよる。
ええトコではあるけど生活するにはなかなか大変な土地柄なんやなぁ。
何も無い言うて、何もせん訳にはいかん。ここが好きで始めたあまご養殖も四十五年。
一人でも多くの人にこの土地に来てもらいたい思うて始めたあまご料理も三十年。
空気はおいしいし、なんちゅうてもこの青垣にはええ水がながれとる。その水が、米・野菜・山菜・あまごを育てるわけや。
それが自慢で、ここで作ったもんをここで料理する。おいしない訳がない。
お客さまの教えで今日まで来られた。
もっともっとこれからも、人様から教えを頂きながらここで生きていかなあかん。